#4 予定変更のけテぶれ〜大丈夫なのか!?〜
2学期始まる前に考えていた戦略。
漢字学習における、けテぶれの導入から、始めよう!!
2日目にして、予定は崩れました!!笑
厳密に言うと、予定を「崩して、違うことから始めてみた」のです。
それは、掃除の時間に起こりました。
掃除が終わらない!!!!!
いや、1学期にもありました、こんなこと。
分かります、2学期初めての掃除だということはね。
たださ、1学期より上を目指すと目標を自分で立てて、これでいいのかい?というわけで。
後々で聞いてみると、出来るようになりたい!そんな力を付けたい!というわけです。
(ちなみに、トラブルがあったわけではなく、元々ギリギリ出来るかどうかの設定で掃除をしています。)
うーむ……それならば、けテぶれで掃除をやってみたらどうだろうか?という発想になりました。
けテぶれは、あくまで手段。
目的はみんなの成長だということを前提としてらスタートしています。
① け → 掃除を時間内に(さらには時間前に)終わらせる。
② テ → 今日の掃除ではできなかった。
③ ぶ →
・関係ないおしゃべりがあるのでは?
・後片付けの時に気が抜けているのでは?
・全力ではやっていないのでは?
意外と分析ができているのか…?この分析を元に行うと…時間内で終わるのか??
④ れ → 明日の掃除で、意識しながらやってみよう!!
やってみたはいいものの…。
うーん…これでいいのだろうか…。
でも、掃除は子どもたちの解決したい課題であり、成長するチャンスでもある。
先のことを見通して考える力や誰かのために働く行動力、みんなとの協力など、子どもの力にはなりそうな気はしている。
果たして、どうなるのか!?
明日の子どもの様子を見てみようと思います。
(こんなはずじゃなかったのになぁ…)
明日は、いよいよ、けテぶれ家庭学習のスタート。こっちが本命です。
週一のテストの予告はしたので、来週のテストに向けた活動をスタートさせます。
こちらも、ツイッターかブログで、アウトプットしていく予定です。
#3 2学期に向けた戦略
この夏休みに、ツイッターやブログを始め、いろいろな人の考えに触れた。
その繋がりから本を読み、新たな世界を知った。
インプットをたくさんすると、アウトプットしたくなる。アイデアが浮かぶ。
この2日で、始めの2週間の戦略を練りつつ、掲示物を作った。
【2学期に高めてほしい力】
ここ2、3年、1学期と2学期には3つの言葉を贈っている。
1学期は、1年間の合言葉。
今年は、「全力」「笑顔」「思いやり」にした。
合言葉にした意図を話し、様々な活動を通して、3つの合言葉は浸透していった。
(でも、夏休み明けには、再確認する。)
2学期は、2学期に高めてほしい力。
今年は、「分析力」「行動力」「協力」の3つ。
「分析力」は、なぜ?どうやればいい?を考えられる力を高めてほしい。
「行動力」は、自分からどんどん行動できる力を高めてほしい。
「協力」は、力や心、知恵を合わせて、成長してほしい。
という、思いを込めた。
1学期にもかなり成長を見せてくれた子どもたちなら、更なる成長を見せてくれるはず!
そう信じている。
【〇〇週間の設定】
これは1学期から行っている活動。
期間を区切って、意識を強化。
様々な活動で、継続的に振り返る。
できていたら褒め、できていなかったらなぜか考えさせて、次の糧とする。
週間が終わってもできていたら、さらに褒め、その内、定着→自分達で行動できるようにしようという魂胆。
まずは、2週間でスタートダッシュを決める!!
そのためには、夏休みから学校中心の生活リズムへのシフト。
学習のリズムを取り戻し、2学期の更なる活動の始めの一歩を踏み出す。
1学期にできるようになった基本のルールやマナーを再確認しつつ、自分達で判断できるようにレベルアップ。
始業式に話し、考えさせることは大体決まった。
【けテぶれアニマルズ】
2学期から、けテぶれを始める。
もっと言えば、最初は週に一度の漢字テストを行うが、そこから、作文や単元テストに広げていこうと目論んでいる。
3年生の段階で、自分の覚えやすい学者方法や学習スタイルを身に付けておくことは、先々の成長に繋がるだろう。
身に付けられなくとも、様々な学習方法を知ることはできる。それは無駄にはならない。
とはいえ、最初は分かりやすさが大切。
そこで、えびちゃんさん(@ichigohagi )が作成してくださったアニマルズの登場!
4人くっついていたが、それぞれに分けて枠を付けた。
それを2セット。
もう1つは、提示用。
けテぶれをやっていけば、全体でテストや分析、練習をしたり、分析を交流したりする時間を取る必要がある。
特に最初は、宿題だけでは、子どもたちは躊躇してしまうだろう。
その時、このアニマルズの登場だ!
1つだけ(2つでも、3つでもいいだろう)黒板に貼れば、今、何を意識して活動しているのかが、目で見て分かる。
視覚化が特に大切なうちの子供達にとって、これほど頼もしい味方はいない。
【けテぶれを始めるための戦略】
けテぶれについて、いきなり話すのは危険だ。
夏休み明けすぐの頭で、初めての活動は避けたい。
いくら良い活動でも、最初に、悪印象を与えてしまうのは良いわけがない。
だから、外堀を埋めていく。
① 分析力とは何か、その必要性を伝える。
② 漢字テストを毎週行っていくことを伝える。
③ 学習や生活の中で、分析させる機会を作る。
④ 宿題を個人で考え、できるようになることの大切さを話す。
⑤ そのための学習方法。それが、けテぶれ。
⑥ まずは、みんなで取り組むところからスタート!やらせてみて、継続、他へ広げる、深めていく……定着へ!
こんな感じで、いけるのでは…と思っている。
大切なのは、実際にやる子ども。
自分の熱量と子どもの熱量を近づける必要がある。
1学期最初の3日間を、黄金の3日間と呼んだりするが、2学期最初の3日間だって大切。
最初が肝心。
子どもをよく見て、よく話し合いながら、より良い方向へ成長させられるように、日々精進。
さーて、どうなるか、楽しみだなー!!!
#2 竹のツイートの続き。
思っていた以上の反応をいただいたツイートがありました。
初任の頃、職場にいた先生の言葉を思い出しました。
— mory (@mory_teachers) August 7, 2018
竹のような子どもを育てなさい。
真っ直ぐな木は強風で根から折れることがある。
竹はしなやか。揺れるが折れない。逞しい。
そして、竹は節目で強くなる。
その節目が行事だよ。
今でも大切にしている言葉です。
https://t.co/0R8Wag1fmh
イチタカさん(@GIANTTAKA)の「強さと自信」に繋がる話を思い出して、つぶやきました。
この話には続きがあります。
節目と節目の間をどれだけ伸ばせるか。
伸ばした分だけ、子どもの成長になる。
その間は何か。
それは、日常の生活。
行事は日常の中にある。
行事のために頑張ることもあるが、それだけでは行事が終わったらおしまい。
それでは価値が低い。
日常の頑張りや成長を、行事で発揮させる。
そこで、確かな力になる。
それが、節目。
その話を聞いて、目先のことしか見えていないのでは、本当の意味で成長させることができないのだと思ったものです。
初任の時、1年を見通すことなどできませんでした。
今では、それは当たり前だと振り返ることができますが、当時は、できない自分に悔しい思いをしていました。
あれから6年。
子どもが見通しをもっているし、当時、見られなかった成長もさせられるようにはなりました。
だからといって、満足はしていません。
節目と節目の間をより伸ばして、しなやかな強さを子どもの中に育てるために、日々の経験、研修、本、ネットなど、あらゆる手段で、自分自信を育てていこうと考えています。
#1 自分の原点と未来
初めに、自分自身のことを少し記しておきたいと思います。
僕は今30代前半の7年目の教員です。
採用試験に合格する前は2年臨時採用で働いていました。
そして、大学卒業から臨時採用として働くまでの数年は、フリースクールで勤務していました。
こういう経歴の話を職場ですると、「変わってるね。」とよく言われます。
自分では、全然そうは思っていません笑
でも、試験の合否はともかく、ストレートで教育現場に入る人が多いとは思います。
同い年の人との話を聞くと、教育現場での経験の違いを感じることはありますが、フリースクールで働く選択を後悔はしていません。
その頃に出会った子どもたちと過ごした日々は、今の自分の原点となっています。
僕は大学までストレートで卒業した人間ですので、裏を返せば、学校を外から見ることがありませんでした。
実際、そこにいた子ども達は、学校が好きではない子が多かったです。
しかし、それだけではありません。
- 高校には行きたいから、テストは受けに行く中学生。(保健室で受けていました)
- 小学2年から学校が嫌で行っていない子。
- 高卒認定試験を目指していた高校生。(高校には行っていない)
- 障害を持っていると思われる子。
- 支援学校に在籍のある子。
など、書いてみると、本当に個性だらけの子ばかり。
学校に収まりきれない子が、たくさんいることを痛感しました。
(今、思うと、子どもたちが在籍している小・中学校の先生方は1回もフリースクールに来ていなかったんじゃないかなぁ…うむむ。)
本当は学びたいけれど、学べなかった子もいました。
仲間と過ごすことの良さを感じていなかった子もいました。
それをどうにかしたいと思い、僕が行ったのは、居場所作りと将来に向けた活動でした。
子どもとのぶつかり合いも、スタッフとぶつかり合いもありました。
良いことばかりではありませんでした。
けれど、その子達が大人になって再会した時、自分なりに生きて抜いていっている話を聞いて、嬉しさを覚えました。
教育は、未来を創る。
今もその心をもって、教員をしています。
そんな経緯もあってか、UDや学び合い、けテぶれなど、現在興味をもっていることは、原点に通じるものがあると思っています。
誰もが成長できる学級、学年、学校とは?
それから、テクノロジー、AIなどに興味があるのは、未来に繋がっていくからです。
これから求められる力とは?
その力を付けるために、何を、どのようにしていけばよいのか?
そうやって考えることが、自分の教育内容や方法の取捨選択になっていくと思っています。
未来を創るために、自分に何ができるのか。
それは、きっと、子どもの幸せや自立にも繋がるでしょう。
長々と語りました。
が、自分の考えも少しまとまってきたような気がします。
発信することの良さですかね。
せっかく始めたツイッターやブログ。
いろいろな人と繋がり、考えに触れ、自分も成長できるといいなぁ。
成長するのは、大人になっても、楽しい!